採用サイトってなに?メリット・デメリットを検証してみた

こんにちはPush!の後藤です。今回は採用サイトってなんぞ?どんなメリット・デメリットがあるのか、詳しくご紹介していきます。

飲食店の採用業務に関わる中で、「なかなか採用ができない…」「1人あたりの採用にかかる費用対効果が悪い…」など、頭を悩ませている店長や人事の方は多いのではないかと考えております。

以前は、求人広告を出せば人が集まる時代でした。

しかし、テクノロジーが発展した現代において、たくさんの採用手法が存在しているため、どんな手法を使えば良いか、分からないことも多いのではないでしょうか。

そんな中、最近では新しい手法として採用サイトを活用する企業が増えています。

そこで本記事では、飲食店が抱える採用課題に触れながら、

など上記の項目について、解説していきます。

この記事を読むことで、新たな採用手法としての「採用サイト」の役割について理解できます。

是非今後の採用活動の参考にしてください。

飲食店が抱える採用課題とは何か?

2019年10月に発表された帝国データバンクの人手不足に関する調査によると、飲食店の8割りの企業が人手不足を実感していることがわかっています。また、2018年に発表された東京商工リサーチの人手不足による倒産件数の調査によると、最多の割合がサービス業であり、その中でも飲食店の割合も高い数値となっています。

このように、飲食店では、人手不足の課題に多くの経営者が悩んでいることがわかります。

なぜ飲食店では、人手不足が課題となっているのか。その背景について整理していきます。

求人広告を出しても人が集まらない

飲食店の採用が難しい理由の1つとして、求人広告を出しても人が集まらない点です。

その背景には、採用競争倍率が高いことが挙げられます。

2018年に厚生労働省が発表した一般職業紹介状況によると、一般的な平均の有効求人倍率が1.6倍に対して、飲食店の平均求人倍率は4倍と言われています。

飲食店のスタッフの8割は、非正規の社員によって構成されている点を考えると、求人倍率が高くなってしまうことがわかります。

費用対効果が悪い

飲食店の求人広告は、他の業種に比べて広告出稿の単価が低い傾向にあります。

一般的な傾向として、求人広告の出稿件数が少ないほど、出稿単価が高くなり、出稿件数が多いほど出稿単価が安くなると言われています。

飲食店は、どこの企業も慢性的な人手不足ですので、年間で求人広告を出稿している業者が多い傾向にあります。

ですので、人は採用できないが、広告費用だけ年間を通してかかってしまう傾向にあります。

人材が定着しない飲食店の課題

人材が定着しない原因は様々な理由が考えられます。

例えば、求職者が求人広告の給料だけをみて応募してしまうケースです。給与面しか確認していないため、自分のイメージと違う場合、簡単に辞めてしまうことがあります。たしかに、飲食店の時給は、他のアルバイト職種と比べると高い傾向があるため、金額に目が移ってしまう可能性は高いと言えます。

また、求人広告の原稿サイズが決まっているため、お店の仕事内容や募集要綱について詳細に記載することが難しいです。そのため、求人広告内容と実際の契約や待遇が違うように感じてしまい、すぐに辞めてしまうケースがあります。

採用課題を解決する【採用サイト】の役割

従来の採用方法を継続することも、間違いではありません。求人広告にはメリットが存在します。しかし、求人広告会社だけに頼らない採用手法を見つけていくことも非常に大切です。

そこで、いままでの採用課題を解決する新たな打ち手として、自社の採用サイトを設けることを提案します。

採用サイトとは

「採用サイトとは?」「求人広告と何が違うの?」「コーポレートサイトではダメなの?」

など聞きなれない方にとっては、混乱もあるかと思います。

採用サイトは、文字通り「採用することを目的としたホームページ」のことです。

広告会社の求人ページは、採用サイトとは呼ばれません。

一般的には、コーポレートサイトに併設するタイプか、「採用」専用のサイトとして運営するタイプです。

しかし、よりユーザーに好ましいタイプは、採用専用サイトとして独立しているタイプです。理由は、コーポレートサイトは、見込み顧客、取引先、株主など、あらゆる「関係者」を想定して作成されています。ですので、仕事を探している求職者に特化した内容にはできていません。

しかし、採用サイトを新たに別で作成することで、デザインから内容まで求職者のニーズを満たせるようなコンテンツで設計することが可能です。

採用サイト役割は?

採用サイトの機能は、求職者に対する自店のブランディングと、直接求職者が店舗に応募できる機能です。

ブランディングをするために、採用サイトには詳細な募集要綱・仕事内容・スタッフインタビュー・店長メッセージなどの情報を記載していきます。

また、サイト内に動画を入れることで、応募前に働くイメージを与えることも可能です。

採用サイトを作成するメリット

ここからは、採用サイトを作成するメリットについて解説していきます。

採用課題を解決するために、採用サイトを作成するメリットはたくさん存在します。

応募が集まる

募集の窓口が増えるため、応募が集まる可能性が高くなります。

また、SEO対策をすることで自店の求人情報を検索上位に表示させたり、SNSと連携させて、さらに幅広いターゲットに対して求人広告を訴求することも可能になります。

他社との差別化ができる

多くの飲食店が求人広告に採用を頼ってしまっている一方で、自社で採用サイトを持っていることは大きな差別化になります。

新卒採用のデータによると、ですが、9割の求職者が応募をする前に、具体的な「仕事内容」や「採用選考の基準」、「細かい業務内容・進め方」「入社後の教育・研修制度」などの情報をホームページからアクセスして集めていると言われています。

ミスマッチを防げる

求人広告との違いは、記載できる情報が豊富な点です。

求人広告では、求人広告の掲載料金形態によって記載できる情報量が変わってきます。

ですので、十分な魅力を伝えられないケースや、勤務形態について、想定されうる条件を全て書けないケースもあるかと思います。

そのような1つ1つの情報の不足がミスマッチに繋がってしまう可能性は大いにあります。

採用サイトでは、募集要綱・仕事内容などを細かく記載できるため、求職者に向けて十分な情報を発信できます。

PDCAを回し、最適・最速の採用戦略を実行できる

採用サイトでも求人広告でも同じですが、採用活動を行う際にはターゲットを初めに決めます。そして、そのターゲットに訴求できるようなコンテンツやデザインを決めていきます。

そして、運用していく中でターゲットがどれだけ閲覧したのか、どれだけ応募に繋がっているのかを分析していきます。

このような情報は、採用サイトを運営することで、自社にしっかり蓄積することが可能です。

たとえば、採用サイトは見たけど応募までに離脱があった際、応募フォームを簡略化することで応募率が上がったり、採用サイトのデザインを変えることで、ターゲットからの閲覧数が上がる。などです。

このように、集まったデータからPDCAを回し、改善していく過程と結果は、ノウハウとして、次回以降の採用活動に活かすことができます。

一方で、求人広告だけに頼ってしまうと、そのような求職者のリアルな動向がわかりにくく、毎回、何が良くて悪かったのか分からないまま運用していくことになります。

採用サイトを活用するデメリットは

採用サイトの運用は必ずしもメリットだけではありません。

採用サイト作成の準備や費用がかかってきます。

デメリットについても理解したうえで、導入を検討する必要があります。

初期費用がかかる

デメリットの1つ目として、採用サイトの作成を依頼する制作会社に支払うコストが必要な点です。

自社内でサイト制作のスキルがある人がいれば、その方に依頼することも可能ですが、基本的には求職者の動向や採用についての知識が豊富な制作会社に依頼するほうが採用サイトの効果をより高められ、効率的な運用ができます。

採用サイト作成から運用するまで時間がかかる

事前に行う準備がいくつかあります。

また、サイトを制作したあとにも、情報の更新やサイトの分析、改善をしていくためのアイデアを考える必要もあります。

一度求人を出したら、掲載期間が終わるまで出しっぱなしの求人広告とは違い、常にPDCAを回しながら運用していく工数を考えなければいけません。

しかし採用サイトに特化した制作会社に依頼すれば、採用サイトの分析や運用まで行ってくれるところもあります。

求人広告費用も必要

採用サイトを作ることは、より良い人材確保を実現するために必要不可欠ですが、採用サイトだけで応募者を集めることは難しいです。

採用サイトの役割は、貴社のことをもっと知りたいという求職者が訪れる場所です。

ですので、その前段である母集団の形成は、集客力のある求人広告が強みを持っています。

ですので、採用サイトの制作費用に追加する形で、求人広告費用が必要になってきます。

採用サイトについてのまとめ

「どこに採用サイトの作成依頼をしたらいいかわからない」などでお困りのかたは、飲食店の採用サイト制作に特化しているPush!にご相談ください。

弊社では、飲食店に特化した採用サイトの制作を請け負っております。

また、サイトの企画や制作だけではなく、集まっていくデータを分析し、より求める人材の採用に繋がる効果改善の提案をしていくことが可能です。

サイトの分析ができるか不安という方でも、安心したサポート体制を整えています。

詳しい料金やプランについては、ぜひ資料請求・もしくわお問い合わせ頂ければと思います。

採用サイトは1度作って、終わりではありません。採用サイトを上手に運用することで今後の採用活動に大いに役立ち、求める人材と一緒に店を大きく成長させることが可能です。

ご相談だけでも可能ですのでお気軽にお問合せ下さい。